※経営者さん向け
朝一で、社員さんから「通勤途中の駅で、転んでねんざしました。病院に寄って出社します」と電話があったら...
「おっ、遅刻の連絡ね!」で済ませてはいけません。
これは労災事故なので、労災手続の面で説明してあげるのが親切でしょう。
ポイントは3点。
①できるだけ「労災指定病院」へ行ってもらう
②労災指定病院で「通勤途中の事故です。労災です。」と告げる
③労災指定病院で「労災の申請書」を受け取って会社へ出社する
<労災指定病院の場合>
「労災指定病院」で「労災事故」扱いにすると、病院での治療費の支払いはありません。
(労災には、自己負担はありません。労災保険が100%カバーします。)
治療費のやりとりは、病院と労働基準監督署でおこない、社員さんは煩雑な手続きが不要です。
<労災指定病院以外の場合>
まず、社員さんが治療費の全額(100%)を病院に支払います。
その後、社員さんが労働基準監督署へ治療費の全額(100%)を戻してもらう手続きをします。
くれぐれも、会社の健康保険(3割負担)を使わないように!(あとが大変!!!)
労災事故の対応に、社会保険労務士は対応いたします。